こんにちは!
最近、ジョン・ストレレッキーの『世界の果てのカフェ』という本を読みました。
疲れ切ったビジネスマンが、休暇に向かう途中で道に迷い、山奥の小さな食堂にたどり着く——という物語形式の一冊なんですが、読み終わったあと、しばらくボーッとしてしまいました。
「今の仕事、本当に自分がやりたいことなんだっけ」「このままの生き方でいいんだっけ」——そんな、普段はあえて考えないようにしていた問いを、静かに、でもはっきり突きつけてくる本でした。
正直に言うと、僕がずっと探しているのは「いやいやこなす仕事」じゃなくて、気づいたら夢中になっていて、なかなか飽きない、ワクワクしながらやれる仕事です。この本を読みながら、頭の中でずっとそのことを考えていました。
今日はハウツーではなく、この本を読んで自分が実際に考えたことを、本の中の3つの問いと2つの比喩に沿って書いてみます。
💡 そもそも『世界の果てのカフェ』ってどんな本?
- 道に迷った主人公が、山奥のカフェに立ち寄る物語
- メニューの裏に書かれた3つの問いが物語の軸になる
- 働き方・生き方の「なぜ」を静かに問い直させてくる
「毎日忙しく働いてるけど、これでいいのかな」と、心のどこかで思ったことがある人には、かなり刺さると思います。僕もまさにそうでした。
なぜ、あなたはここにいるのか?
💡 今の仕事や生活を選んだ理由を、自分の言葉で説明できるか。
カフェのメニュー表の裏に書かれた、最初の問いです。主人公ジョンは最初、この問いにうまく答えられませんでした。僕も同じで、「なぜ今の仕事をしているのか」を聞かれたら、最初に出てくるのは「なんとなく流れで」とか「安定してるから」みたいな理由でした。それ自体が悪いわけじゃないけれど、一度立ち止まって「本当はどうしたいのか」を聞いてみると、意外とちゃんとした答えを持っていなかったことに気づきます。
僕にとっての本音は、「安定してるから」でも「他にできることがないから」でもなく、時間を忘れて夢中になれるかどうかなんだと思います。義務感でこなしている作業と、気づいたら没頭している作業って、傍から見たら同じ「仕事」でも、中身は全然違いますよね。
✨ 自分に置き換えると… 「いやいや」やっていることと、「気づいたら夢中になっている」こと。この2つを最近1週間で仕分けしてみると、自分が本当は何にワクワクするのか、意外とはっきり見えてきました。
死ぬことを恐れているか?
💡 恐れの正体は「まだ見つけていないこと」、恐れなさの正体は「すでに満たされていること」。
最初、この問いを「時間は有限だから急ごう」という警告のように読んでいたんですが、読み直すうちに違うなと感じました。この本が言いたいのは、たぶんもっとシンプルです。死を恐れる人は、自分の存在理由(Why)をまだ見つけられていない人。恐れていない人は、すでにそれを見つけていて、それを満たすために日々行動できている人——だから恐れずにいられる。
つまりこの問いは「時間を意識しろ」という警告じゃなく、「今の自分は、恐れている側か、恐れていない側か」を映す鏡なんだと思います。恐れていないというのは、それ自体もうすでに幸せな状態なんですよね。Whyを見つけて、それに向かって生きている人は、明日死んでも「やりきった」と思えるから。
✨ 自分に置き換えると… 正直に聞かれたら、僕はまだ少し死ぬことが怖いです。それは「時間がない」からじゃなく、「まだ自分のWhyを見つけて、生きていると言い切れていない」からなんだろうな、と気づきました。
満ち足りているか?
💡 昇進や収入が上がっても消えない「まだ足りない」感覚の正体。
3つ目の問い。頑張って結果を出している人ほど、この質問に一瞬詰まると思います。役職が上がっても、収入が増えても、「まだ足りない」という感覚がずっと消えないことってありますよね。この本は、頑張ることを否定するわけではなく、「その頑張りは、本当に自分がやりたい方向に向かっているか」を確認しようと言っているんだと理解しました。目標の”量”じゃなくて、目標の”向き”の話なんですよね。
✨ 自分に置き換えると… 結果が出ているのに満たされないなら、それは「もっと頑張るべき」のサインじゃなくて、「方向を確認すべき」のサインなのかもしれない、と気づかされました。
アオウミガメの話
💡 目的地が見えている人は、多少の障害があっても進み続けられる。
本の中で一番印象に残った比喩です。生まれたばかりのアオウミガメは、まっすぐ海を目指した個体は無事にたどり着き、途中で方向を見失った個体はカニなどに捕まってしまう。人間も同じで、自分の”Why”(なぜそれをやるのか)がはっきりしていればまっすぐ進めるし、はっきりしないと周りの声や目先の忙しさ(=カニ)に足を止められてしまう、という話でした。
✨ 自分に置き換えると… 「本当はこうしたい」という方向が見えているのに動けていないのは、能力の問題じゃなく、周りの期待や目先の忙しさに足を止められているだけなのかもしれない、と思いました。
ビュッフェの話
💡 世の中の「やるべきこと」を、全部背負う必要はない。
コックのマイクが語る、もう一つの比喩。ビュッフェの料理を全部食べる人はいないのに、仕事や人生では「周りがそうしてるから」「普通はこうだから」で、色々な役割や期待を全部背負い込みがちです。本当に自分の”Why”に合うものだけを選び取っていい、という考え方が、なんだかすごく肩の荷が下りる感覚でした。
✨ 自分に置き換えると… 「みんなやってるから」で選んだ働き方や生き方が、自分の中にどれだけあるか。全部を選び直す必要はなくても、一度棚卸ししてみる価値はあると感じました。
正直、僕自身もまだ自分の”Why”は見つかっていません。ただ、この本を読みながら「見つけるためにできそうなこと」と「見つかったあとにやること」を、自分なりに整理してみました。同じところで止まっている人の、何かのヒントになればと思います。
“Why”の見つけ方、自分なりに考えてみた
💡 いきなり答えを出そうとせず、手がかりを集めるところから。
本の中で明確な「見つけ方マニュアル」が示されるわけではないですが、3つの問いと2つの比喩を自分に当てはめながら考えるうちに、僕なりに試せそうなことが見えてきました。
- 時間を忘れて没頭した経験を書き出す。今の仕事に限らず、学生時代の部活・趣味・作業でも。「なぜそれに夢中になれたのか」まで掘り下げる。
- 羨ましいと感じた人・働き方を書き出す。嫉妬や憧れは、自分が本当は求めているものを教えてくれるセンサーになる。
- 身近な人に聞いてみる。「自分が一番楽しそうにしてる時って、いつだと思う?」——自分では気づけないことを、周りは知っていたりする。
✨ 自分に置き換えると… 1日で答えは出ないので、まずはこの3つをノートに書き出すところから始めてみようと思っています。
見つかったとき、どう動くか
💡 いきなり全部を変える必要はない。まずは小さく試す。
「Why」らしきものが見えてきたとしても、すぐに仕事を辞める必要はないと思っています。アオウミガメの話のポイントは「一気に進むこと」じゃなく「方向がまっすぐであること」。副業や週末の時間、小さなプロジェクトから試してみて、本当に夢中になれるかを確かめるくらいで十分なはずです。
そして、ビュッフェの話の通り、新しく始めるだけじゃなく、今抱えている「なんとなく続けていること」を減らすのもセットで考える。時間もエネルギーも有限なので、足すより先に引くほうが、案外効果があるんじゃないかと思っています。
✨ 自分に置き換えると… 「見つかったら人生を変える」じゃなく、「見つかりつつあるものを、小さく試し続ける」。今の自分にはこのくらいの温度感がちょうどいいと思っています。
まとめ|答えを急がず、まず問いを持ち帰る
この本を読んで、正直まだ自分の中で「これが自分のWhyだ」という答えは出ていません。
でも、「今の仕事や生き方は、本当に自分が選んだものなのか」を問い直すきっかけになったのは間違いないです。答えをすぐに出そうとするんじゃなく、この問いをしばらく持ち帰って、生活の中で何度も自分に聞いてみようと思っています。
目指したいのは、いやいやこなす仕事じゃなくて、気づいたら夢中になっていて、なかなか飽きなくて、ワクワクしながらやれる仕事。すぐには見つからないかもしれないけれど、その方向を見失わずにいたいなと思います。
同じように「このままでいいのかな」と感じている人には、静かに刺さる一冊だと思います。
✨ まっすぐ海を目指すウミガメになろう ✨
自分の”Why”を見つけて、
本当にやりたい方向へ進んでいこう。
読んでくれてありがとうございました!

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